ぐにゃぐにゃ凧の作り方

―― 身近な材料で簡単に作れ、良く揚がる凧の作り方です ――


先ず、凧の本体を切り抜くための型板を作ります。ここでは繰り返しの使用に耐えるよう、1ミリ厚のプラスチック板を使っていますが、厚手のボール紙でも大丈夫です。板の大きさは 45センチ x 60センチ。パターンの寸法図はこちらから



型板に寸法図を写し取り、カッターで切断します。



切り抜いて出来た型板です。



凧本体は、ポリ袋を利用します。ホームセンターなどでいろいろな種類が販売されていますが、45リットル(650x800)程度のものが適当です。写真のものは、少し厚手の業務用のもので、サイズも120リットル用(1000 x 1200)と大型です。通常のゴミ袋用だとポリの厚みが 0.015ミリ から 0.022ミリ 程度ですが、これは 0.04ミリ と厚手になっています。0.015ミリのものでも数回程度の凧上げなら問題ないでしょう。また、ひと回り小ぶりな凧で良いならば、レジ袋を使う手もあります。



ポリ袋の上に、先ほど作った型板を置き、位置がずれないようにダブルクリップなどで留めておきます(上から押えるだけでは切るときにズレでしまいがちです)。この写真では、ポリ袋のサイズが大きいので、4つに折りたたんであります。こうすることで、一度に8枚の凧本体を切り抜く事が出来るので、大量生産に向いています(笑)。折りたたまない場合は、ベニヤ板の上に袋をおき、型板をのせ、何箇所かを画鋲で抑えるという方法もあります(これでも一度に2つ出来ます)。



カッターで切り取って出来た凧本体です。カッターの使用は手を傷つけないよう、十分気をつけて下さい。



本体の骨となる棒は、竹ヒゴ(径3mm程度)でもヒノキの角棒(4mm角程度)でも良いのですが、ここではプラダンという商品名でホームセンターで売られているプラスチックの段ボール板(プラダン=プラスチック段ボール)を細く切って使いました。細く切る手間はかかりますが、沢山作るには一番経済的だからです。でも、個人で、凧を一つとか二つとか作るのであれば、むしろ竹ヒゴやヒノキの角棒を使った方が安上がりになるでしょう。



長さ45センチ、幅約1センチに切りだした骨を両面テープで凧本体に図のように貼り付けます。竹ヒゴやヒノキ角棒を使う場合はセロテープで留めることになります。







さらに本体の耳のところに、5~6センチに切った骨材(プラダン、竹ヒゴ、ヒノキ角棒)を両面テープまたはセロテープで取り付けます。糸目を取りつける事になる部分を補強するためです。



糸目に使う凧糸です。太さ約1ミリのもの(5号~6号)です。



長さ 1.5 ~1.8 メートルに切った凧糸を左右の耳の部分にしっかりと結びつけます。



凧本体を半分に折り、糸目の真ん中に輪っかを作ります。この輪っかの部分に凧上げ用の凧糸を結ぶことになります。



凧の回転をふせぐ尻尾は、凧本体を切り出したポリ袋の残りを帯状に切ってつないでもかまいませんが、ここでは、華やかさを出すために、カラーテープを使いました。梱包材料売り場にあります。



尻尾の長さは 1.0 ~1.5 メートルくらいで良いでしょう。長い方が空中に浮かんだ時の安定は良いですが、持ち運びぶ時にからまったりして面倒な事もありますから、適宜調節して下さい。



これで完成です。本体には、好きな絵や文字を自由に書いて空に揚げましょう。





この記事は、ぐにゃぐにゃ凧の作り方 → http://jblog.takoaki.com/?cid=28502 を参考にさせていただきました。
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